Drift Diary XV

dolipoで更に加速するインターネット : polipo proxy用GUIアプリを作りました。

Posted by drikin on 2008年2月28日 01:14

MacBook Airの購入、WindowsMobileのフリースポット化あたりから、劇的に変化している、自分のネットワーク環境ですが、Delegateの情報を調べているうちに、polipoというProxyソフトを発見しました。ごく一部で話題になり初めてるようですが、polipoは個人用にネットワークの高速化に特化したプロキシーサーバーで、実際試してみたところ、光の自宅回線ですら、mixiやFlickrが劇的に快適になったので、感動のあまり、Mac用GUIを作成しちゃいました。

dolipo_512.png

その名もdolipo

polipoは基本的にコマンドラインツールで、若干導入に敷居が高いのとターミナルで操作が面倒だったので、メニューバーアプリにして、簡単に操作できるようにしました。

ここからアプリをダウンロードして、アプリケーションフォルダなどに入れておけば、あとは、起動しておくだけです。

ピクチャ 1.png

初回起動時に、システム環境設定でのプロキシ変更を促されると思います。ネットワーク環境設定のプロキシ項目からHTTPとHTTPSのプロキシを127.0.0.1:8123に変更してください。正しく設定されれば、普通にSafariなどでブラウジングできると思います。FireFoxなど一部アプリでは、アプリ内に、独自のプロキシ設定がありますので、個別に設定してください。

ピクチャ 2.png

もし、既存のネットワーク環境がプロキシが必要であれば、ステータスバーのdolipo→Preferences...からParent Proxyに現状のプロキシ情報を設定し、チェックを付けてください。

ネットワークが切り替わると、dolipoは自動的に検知して、polipoを再起動しますので、基本的に起動しっぱなし常駐しておけば、問題ないと思います。(おかしいなと思ったら、dolipo→Restartを実行してみてください)

あくまでもキャッシュなので、ネットワーク自体の転送速度は変わりませんが、mixiやflickrなど二ページ目以降のページ遷移などで、高速化が体感できると思います。

polipoの仕組みとしては、可能な限り(HTTP1.0のリクエストはHTTP1.1に変換して)HTTP1.1のパイプラインを有効にして、コネクション張りっぱなしで通信する事と、賢いキャッシュ機能が高速化に貢献してるんだろうと思います。

もちろんWiFiや、emobileなどの細い回線では、より効果が発揮するので、Airユーザーにお勧めしたいです。

最後に

  • いつも素敵なアイコンを作成してくれるAsukaさん
  • ネットワークの切り替えを検知するサンプルコードを作成してくれたIkeさん(お仕事ください)
  • テストに協力してくれるブロガー友達のみなさん

に感謝します。

追記)

iDiskに繋らないという問題が起きた場合、↑のシステム環境設定のネットワーク設定で、"プロキシ設定を使用しないホストとドメイン"にidisk.mac.comを追加してみてください。idiskはdolipoを経由せずにアクセスするようになります。


"Apple MacBook Air 13.3/1.6GHz Core 2 Duo/2G/80G/micro-DVI/BT MB003J/A" (アップルコンピュータ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
comments powered by Disqus