Drift Diary XV

世界はどんどん変っていく:続EM・ONEでどこでもフリースポット化

Posted by drikin on 2008年2月29日 04:35

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なんていうか、もう劇的というくらい、自分のネット環境が変わっていく今日この頃。先日のDelegate昨日のdolipoに続いて、今日は、しばらく沈黙を続けていたWMWifiRouterが復活し、遂にEM・ONE(初代)で完全なインターネット共有が可能になってしまいました。

先日紹介したDelegateを利用した共有では、基本的にDelegateがHTTPプロキシなので、共有できるネットワークがHTTP/HTTPSに限られていました。すなわちSkypeやIM系は、まともに使うことが出来なかったのです。

が、WMWifiRouterでは、本来Windows Mobileが持っているインターネット共有機能を有効にする為、基本的になんでも通信ができます。実際、今も、このエントリーをWMWifiRouter経由MacBook Airで書いていますが、SkypeやiChatも問題なく動作し、Flickr uploadでサクっとファイルをアップロードしたりもしてます。更にdolipoと組合せている為、体感は、もうほとんど自宅のWiFi環境にいる感じです。この環境が、EM・ONEの電波が届く範囲にいさえすれば得られると考えると、もう世界が変わったと言えるでしょう。

簡単に使い方だけメモしておきます。基本的にはDelegateなどより簡単です。

  1. まずEM・ONEのファームウェアは最新1.0.3aにアップデート
  2. WMWifiRouterの体験版をダウンロードしてインストール
  3. レジストリエディタで↓のレジストリを編集
    HKEY_LOCAL_MACHINE\System\State\Phone\Status (dword) 0x000000a0
  4. WMWifiRouterを起動すると初回起動時にWMWifiRouterというAdhockネットワークを作成するか聞かれるのでYesでネットワークを作成
  5. WMWifiRouterのConnectボタンを押す
  6. EM・ONEに接続したいクライアント(iPod TouchやMacBook Air)でWMWifiRouterというAdhockネットワークに接続

と主な手順はこれだけです。上手くいけばクライアント側でDHCPで192.168.3.xxx系のIPアドレスが取得できるはずです。

(最初、下手にICSファイルとかをネットで探してインストールしたりしたのは不要でした。むしろ動かないので注意)

3のレジストリの値は、再起動したりすると忘れてしまうようなので、レジストリが簡単に読み書きできるTREみたいなエディタを用意しておくと便利です。

1度成功してしまえば、この上なく簡単な手順でネットワークが共有できます。

WMWifiRouter自体は、まだ評価版で、近日シェアウェアになるみたいですが、これだけの機能と性能が発揮できるなら、Buy Nowしちゃいそうです。


"Apple iPod touch 32GB MB376J/A" (アップルコンピュータ)


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