世界はどんどん変っていく:続EM・ONEでどこでもフリースポット化
なんていうか、もう劇的というくらい、自分のネット環境が変わっていく今日この頃。先日のDelegate、昨日のdolipoに続いて、今日は、しばらく沈黙を続けていたWMWifiRouterが復活し、遂にEM・ONE(初代)で完全なインターネット共有が可能になってしまいました。
先日紹介したDelegateを利用した共有では、基本的にDelegateがHTTPプロキシなので、共有できるネットワークがHTTP/HTTPSに限られていました。すなわちSkypeやIM系は、まともに使うことが出来なかったのです。
が、WMWifiRouterでは、本来Windows Mobileが持っているインターネット共有機能を有効にする為、基本的になんでも通信ができます。実際、今も、このエントリーをWMWifiRouter経由MacBook Airで書いていますが、SkypeやiChatも問題なく動作し、Flickr uploadでサクっとファイルをアップロードしたりもしてます。更にdolipoと組合せている為、体感は、もうほとんど自宅のWiFi環境にいる感じです。この環境が、EM・ONEの電波が届く範囲にいさえすれば得られると考えると、もう世界が変わったと言えるでしょう。
簡単に使い方だけメモしておきます。基本的にはDelegateなどより簡単です。
- まずEM・ONEのファームウェアは最新1.0.3aにアップデート
- WMWifiRouterの体験版をダウンロードしてインストール
- レジストリエディタで↓のレジストリを編集
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\State\Phone\Status (dword) 0x000000a0 - WMWifiRouterを起動すると初回起動時にWMWifiRouterというAdhockネットワークを作成するか聞かれるのでYesでネットワークを作成
- WMWifiRouterのConnectボタンを押す
- EM・ONEに接続したいクライアント(iPod TouchやMacBook Air)でWMWifiRouterというAdhockネットワークに接続
と主な手順はこれだけです。上手くいけばクライアント側でDHCPで192.168.3.xxx系のIPアドレスが取得できるはずです。
(最初、下手にICSファイルとかをネットで探してインストールしたりしたのは不要でした。むしろ動かないので注意)
3のレジストリの値は、再起動したりすると忘れてしまうようなので、レジストリが簡単に読み書きできるTREみたいなエディタを用意しておくと便利です。
1度成功してしまえば、この上なく簡単な手順でネットワークが共有できます。
WMWifiRouter自体は、まだ評価版で、近日シェアウェアになるみたいですが、これだけの機能と性能が発揮できるなら、Buy Nowしちゃいそうです。
"Apple iPod touch 32GB MB376J/A" (アップルコンピュータ)