Flipboard : iPad用ソーシャルマガジンアプリ登場
iPadといえば電子書籍が一つのメインコンテンツで、iPad発売以降、既存の書籍メディアが様々な形でiPadに参入しようとしていますが、個人的にはiPadではRSSリーダーが楽しくてしょうがなくてReederでひたすらブログを読むだけで、時間を使い切れない感じなのですが、そんななかブログだけでなくTwitterやFacebookなどの情報から自分専用マガジンを生成するというアプリFlipboardが登場しました。
↑の写真はFacebookのフォトアルバムから生成されたページです。単なる見栄えの凝ったTwitter/Facebookクライアントと言ってしまったらそれまでなのですが、こうやって見た目を整形するだけで、全く別の体験、まさにメディアに生まれ変えてしまうUIは画期的だと思います。
Twitterから生成されたページはこんな感じ。単に適当にTweetをピックアップして並べてるだけじゃなくて、リンクされている写真やURLを解析して見栄えがよくレイアウトしてるのがすごいです。
個人的には、「TwitterがiPhoneのキラーコンテンツだったようにBlogはiPadのキラーコンテンツになる」と主張しているのですが、その理由の一つはTwitterの140文字という情報量がiPadの解像度では物足りないからでした。FlipboardではリンクされているURLを解析してリンク先の情報も含めてデータとして取得しているので、Twitterが情報源でも↑のスクリーンショットのように情報量がうまくバランスされていて、十分楽しめます。
個別の記事をクリックすると個別の表示モードになるのですが、ここでも↑のようにリンク先の記事や写真がうまくレイアウトされていてまさに雑誌の記事のようにTweetを楽しむことができます。また、右端にはその記事に対するReTweetがコメントのように表示されたり、Flipboard自身から直接コメントすることも可能です。
起動直後の画面↑もTwitterやFacebookから毎回ダイナミックに生成されています。この手のソーシャルサービスは使い込めば込むほど情報が多くなって、だんだん情報に押し殺されてしまい、僕がここ数年間RSSリーダーを使わなくなった理由も、まさに未読に追われるような感覚が嫌になったのですが、iPadの登場とReederやFlipboardなど、iPadの特性や解像度を活かした見せ方を工夫するアプリケーションが現れると、ますますソーシャルメディアが楽しくなってきますね。
Twitterに関しては、TLを追うどころか、replyすら読みこぼすことが増えてきたのですが、今後ますますWeb上の情報量は増えていく中で、こういった一期一会的に出会う情報の見せ方が重要になりそうですね。
ぜひ将来のバージョンではGoogle Readerにも対応して欲しいです!