Drift Diary XV

新製品満載! Apple Special Eventストリーミングレポート

Posted by drikin on 2010年9月 1日 11:56
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昨日のエントリーでも紹介したAppleのスペシャルイベントのストリーミングをiPadで閲覧しながら、気になるところはスクリーンショットを撮っておいたのでとりあえず写真だけでもアップロードしておきました。
コメントなどは、今晩にでも余力があれば追記する予定です。

と言うことで、発表を聞きながら感じたことなどを以下に追記していこうと思います。

wait to watch Apple Special Event Streaming IMG_0138

今回のイベントはHTTPストリーミングによる配信と言うことで、対応している機器=Mac, iPhone, iPadでのみ閲覧可能と言うことで、折角だから上の写真のようにiPadを設置して閲覧しました。このエントリーに貼ってある写真はすべてiPad上で閲覧中にスクリーンショットで撮影したものです。
 (なんとなく座りがよいのでMSのBTキーボードを配置してますが、実際には閲覧時は利用しませんでした)

今回のイベントにはHTTPストリーミングの大規模配信実験という裏の意図もあったと思われますが、配信クオリティはかなり高かったと思われます。どのくらいの同時配信数だったのか数字的なものは分かりませんが、このクオリティの動画をリアルタイムに配信するというノウハウだけでもAppleはこのイベントで得るものが大きいだろうなぁとか思いながら見始めてました。画質は比較的安定してましたが、1時間30分程度の閲覧で、3,4回くらい動画が巻き戻って、イベント開始前の開始を待つ人々の映像に切り替わることがありました。リロードすると直るので、動画のセグメントを切り替えるときに問題があった様子。あと途中で画面がフラッシュして定期的に配信が途切れる現象も起きてました。無料の大規模配信という意味では、十分のクオリティですが有料コンテンツだとまだ不満がでるレベルという感じでした。

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もう一人のApple創始者であるスティーブ・ウォズニアック氏の紹介からイベントはスタート

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アップルストアのリニューアルと中国進出のアナウンス

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そしていきなりiOS4.1の発表。実際の配信は1週間後から。
しかしバージョンアップの目玉機能の筆頭がバグフィックスでそれを誇らしげに自慢しちゃうあたり流石Appleという感じ。なかなか他の企業は真似できないwww

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Jobs氏自らによるHDR解説。HDRの原理や効果を結構丁寧に説明してました。HDRは、最近のソニーのサイバーショットなどが積極的に取り入れて差別化を計っている機能ですが、今回のキャッチアップはかなり早いというか、HDRアプリ開発者涙目な対応ですね。ちなみに↑の女性のサンプル写真は、うちから近所、サンフランシスコのジャパンタウンで撮影してますね。iPhone 3GS発売時に僕がMac Peopleの記事に協力させていただいたときのサンプル写真もここで撮影しました。

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iPhoneはゲーム機じゃないなんて言ってた時期もあったけど、今回はNintendoもPSPも抜いてモバイルナンバーワンゲーム機アピールもしてましたね。こういうしたたかさとか、情報誘導戦略も日本のまじめな企業が苦手なところですかね。

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そしてiOS4.2の告知。個人的には一番待望しているiPadのiOS4対応ですが、4.2で実現されるとのこと。リリースは11月。あと2ヶ月が待ち遠しすぎる。軽くデモしてましたが、この時、一瞬iOSがMac OS Xを食ってしまう図が見えた気がしました。iPadで解像度が高くても十分iOSが有益なことは証明されてますし、Macの最近のApple純正アプリのUIの方向性を見ても、個々のアプリは全画面orシングルウインドウアプリ化の傾向が強まっているので、このまま正常進化していったら、パソコンのOSとしてのiOSという可能性も十分な気がします。というかその方向がパソコンの正しい進化の道という気がしてきた。やっぱりiPadは単なるタブレットではなく次世代パーソナルコンピュータの最初のデバイスですかね。

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そして、今回の主役iPodシリーズの発表へ。まずはシャッフル。ここら辺はあまり興味がないので、コメントもないんですが、最近通っているスポーツジムとかの光景を見ていると十分shuffleやnanoのマーケットはあると思うので、ここら辺手堅く進化させていくのはビジネスとして確実な感じですね。

短い単位で、トライ&エラーを繰り返し、失敗したと思ったらすぐ次に反省点を活かして過去にこだわりすぎずフィードバックしていく姿勢をアピールしてるあたり、ハードの作り方が変わってきた証ですかね。悪い言い方をすれば消費サイクルが早くなっているという事でもあるんですが、中国メーカーに負けず先頭を走り続けるためには、素早い判断が必須という感じなのでしょうか。

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nanoは一見shuffleに似てますが、マルチタッチに対応してミニiPod touchという感じになりましたね。こちらもあまり興味がないなぁと思いつつ↑のスクリーンショットの時計画面を見たとき、腕時計型バンドが出たら、普段時計しないけど時計代わりとして買っても良いかなぁと思ってしまった。実際時計として使ってもすぐ飽きる気もするけど、まんまと買って試してみたいと思わせるあたり悔しいほど手のひらで踊らされてる感じだなぁ。きっと買ってしまうんだろうなぁと思ってしまった。。。

しかし、Apple純正リストバンドはきっと安っぽいんだろうなぁ。サードパーティが素敵なリストバンドを出してくれることを期待したい。しかし歩きながらけいおん聞いてたらジャケット晒されて流石に恥ずかしいかなぁw

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そしてiPodファミリー最後はiPod touchのiPhone 4化。まぁ、これが一番予想通りというか、iPhone 4を衝動買いしてしまった今としては、一番興味がなかったんですが、一瞬思ったのは、携帯はSamSung Galaxy S(android)にしておいてiPhone 4を買わずに、このtouchを買ったほうが正解だったかなぁということ。とはいえ、最近はあまり携帯機能にこだわり無くて、メールとtwitterとWebが実用的なら十分なので、二台持ちもあり得ないかな。ここに来て、携帯デバイスの競合と取捨択一が加速しそうな予感がしててます。ここら辺は、iPhone 4インプレッションとして改めてエントリーしていきたいと思っている今日この頃です。

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満を持してiTunes 10の発表。QuickTimeも書き直された今、ここまで過去のコードを引きづりながら進化し続けてるアプリはiTunesだけで貴重な感じw
iTunesって決してベストな音楽アプリケーションじゃなくて、Apple純正アプリの中でも劣等生だと思ってるんですが、なかなかiTunesを超えるアプリを他社が作れないし、ここまで作り込んでいくと流石においそれと書き直せないんでしょうね。

ここでもCDを超えた宣言がなされて、アイコンからもCDのイメージが消え一新されました。よく言えばiOSとMac OS Xの中間的なアイコンテイストなのかもしれないけど、OS Xアイコンとしてはちょっと寂しいなぁ。ドックに並べると物足りなさが強調されそうな予感

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そしてiTunes 10の新機能としてソーシャルネットワーク対応がJobs自ら発表されましたが、なんかやっぱりWebサービスは成功する気がしないなぁw
Jobsもシナリオ通りに説明させられてる感じで、カンペまで取り出してるし、結局Jobs自身が欲しいと思う製品じゃないとうまくいかない予感

このとき思ったのは、Jobsの神がかり的なプレゼン能力の秘密って、本人の強烈なモチベーションと製品に対する情熱がにじみ出ているんだなぁと。所詮テクニックだけで完璧なプレゼンができるのではなく、何事も信念の強さが伝わるんだなぁと。

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今日はiPodsでおしまいかなぁと思ったら、One more thing(hobby)... として新型AppleTVまで発表されてしまいました。驚異的に小さくなったことと、ここでも前回の失敗と反省点を踏まえたバージョンアップという説明がされましたが、今度も成功するのかよく分からないなぁ。そもそも自分が見たいコンテンツが無いので、あまり実感がわかない(評価が難しい)製品ではあるのですが、TVのフロントエンドとしてAppleTVで完結させるためには、やっぱりもうちょっと機能が必要な気がする。

いまはMac miniを一台、完全にBRAVIA専用としてHDMI接続してPlex経由でメディアプレイヤーとして利用してますが、仮にAppleTVをフロントに切り替え、Mac miniはテレビにつなげないで母艦として利用するという図を想像してみても、Mac mini(Plex)ほど何でもコーデックが扱えないだろうし、いざというときの懐の浅さがどこまでも中途半端感を拭えない気がします。

ただ、Appleもそこら辺の問題は過去の失敗から痛いほど学んでいると思うので、本体価格$99で映画$4.99ドラマ一話99cという破格の価格設定で攻めてきてるんでしょうね。

ここら辺がユーザーにどのように受け入れられるのかは、本当に興味深い所であります。

しかしGoogle TVが登場する前に先手を打ってくると言う意味では、なんとしてもここで出しておきたかったのですかね? iPhone 4発売直後のどこかのインタビューでJobsが、年内にもう一つ画期的な製品を発表すると言ってたけど、このApple TVがそこまでという感じがしなかったので、まだ何か出してくるのだろうか?

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トマトのレーティングってホントこっちでは定番なんですね。まったくここら辺はよく分からないw

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日本では(少なくとも最初は)発売すらされない状態に。まぁ、もうAppleとしても割り切っていかないとやってられないぜ状態なんですかね :-(

しかし$99は驚異的な値段。それに比べるとnanoとtouchの値段はちょっと高すぎる感も

その後まとめと、ミニコンサートに

しかしiPadのアップデートが楽しみで待ち切れません。以上

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Posted from my iPad

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