Drift Diary XV

Google I/O 2011 二日目の感想まとめ #io2011

Posted by drikin on 2011年5月12日 08:57
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二日目のGoogle I/OはなんといってもChromebook/Chrome OSの発表。
期待通りChromebookと名付けられたChrome OS搭載ネットブックが6月15日の発売と同時に参加者に配布されることが発表され、昨日の新型Galaxy Tabと合わせて今年も参加者全員の期待に応えた大盤振る舞いのイベントとなりました。

個人的には興味がAndroidよりChrome OSに注目が移ってるということは最近事あるごとに言ってたのですが、その期待も込めてI/OではChrome OSマシンを配って欲しい・配るはずだと予告していたのが現実になり嬉しい限りです。

クラウドOSやネットワークコンピュータの構想は新しいものではなく、以前からいろいろな企業が試しては挫折し続けてきたのですが、今回のChrome OSは実現しそう具合が今までの比じゃなく期待が高まります。
なにせChrome自体はブラウザとして十分実績がありますし開発も活発。Chromeへの依存度が高くなればなるほどブラウザー>OSの移行はスムーズになるので、そのための外堀を地道に埋め続けているGoogleの戦略は正しいし、タイミングとしても悪くないと思います。

「世界が変わる歴史的な瞬間に立ち会った」凄いことだよねと、@masakiishitaniと盛り上がってたんですが、これが実現してしまうと今までGoogleとしてはWindowsやMac OS Xの上でサービスを展開して共存していた関係が既存OS中抜き状態でGoogleで完結したプラットフォームなってしまうので、パワーバランスが完璧に変わってしまうため、あまり飛び出して叩かれないようにGoogle的には若干意図的にトーンを落としているようにも見えます。
が、本当に実現したらスゴイ事ですよ!

Google I/Oで発表されたChromeOSを搭載したChromebookがすごいすごいすごい、これ絶対に欲しいったら欲しい!:[mi]みたいもん!




Chromebookについては、ぜひオフィシャルのプロモビデオを見てください。なにが新しいのか、なにが変わるのか、よくまとまってて分かりやすいです。

多くの開発者はまだAndroidの方が興味が強いのかなと思ってたんですが、流石にI/Oに参加する開発者達は同じように考えている人も多いようで、基調講演も二日目のほうが全般的に熱気が強く基調講演後のセッションでも人が多かった気がします。(初日は基調講演だけ参加して帰った人がかなり居る気がする)

6月の頭はWWDCで次期Mac OS X Lionも発表されるしChromebookも登場するし忙しい月になりそうだなぁ。
とりあえず個人的にはもともとHTML5ベースで開発して結局iOSネイティブで作り直したDPad HTML5版の開発を再開してChromebookに備えねばという感じです。



こちらから基調講演二日目の動画を見ることも出来ます。

Google I/O 2011二日目の全ての写真はこちらから



Posted from DPad on my iPad 2
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