やっぱりMacProは最強! GPU換装しました
もう今時、高性能MacなんてMacBookProで十分。むしろAirでも性能的には全く問題がないという人が増えていて、MacProなんてオワコンという風潮。実際、僕もその意見には同意するのですが、実は自分が使っている一番性能が良いMacは2008年のMacProです。
MacProの魅力はなかなかカタログスペックだけでは伝わってこないのですが、MBPなどと比べても同じスペックのように見えて実際に使ってみると圧倒的な性能差に感動します。CPUやメモリサイズなどはMBPなどと比べてもそんなに変わらないように見えて、バスやI/Oなどトータルの性能バランスがチューニングされていてそこがちゃんと体感的にもパフォーマンス差として現れている感じ。
一度この快適な環境になれてしまうとやっぱりまだまだMBPとかでもパフォーマンスに不満を感じるのですが、1つだけ僕のMacProが11inch Airにすら見劣りしていたのがグラフィックスカードの性能でした。
最近のOSXはOpen CLなどGPUをグラフィック処理だけでなく、積極的に通常の計算にも活用しようという仕組みを導入していて、Snow LeopardやLionあたりからはOS自体もかなり積極的にGPUを利用するようになっています。そうなってくるとOpen CLに対応していない僕のMacProのATI Radeon HD 2600ではOSXの性能が発揮できない状態になってました。
決定的だったのが、最近ハマっている動画編集でFinal Cut Pro Xを実行しようとすると「あなたのMacはOpen CLに対応してないので使えません」的なメッセージで起動することすらできなかったこと。
ということで、ついカッとなってMacProのGPUを最新のMacProと同じ(と言ってもPCの世界から見るとちょっと古いGPUですが。。。) ATI Radeon HD 5870に交換しちゃいました。
Macでグラフィックスカードの交換とかって言うとあまり馴染みがないのですが、このGPUはちゃんとAppleの純正品として売られています。
ただし、何故かアップグレード対象は2009年以降のMacProとなっているのですが、ネットで色々情報を調べてみると2008年MacProでも全く問題なく動くよって情報多数だったのでチャレンジ。ばっちり動作しました!(お試しの際は自己責任で)
出力端子はDVIとmini Display port x 2の合計3個でトリプルモニタまで対応しているみたいです。しかしLionのフルスクリーン機能と複数モニタの相性が最悪なので、最近はMacProのモニタ環境をデュアル→シングルにしてしまった、、、
2008年MacProの標準ビデオカードと比較してみるとこの圧倒的な存在感。見た目だけで強そう。本体内蔵パーツで一度装着してしまったら、見ることがないパーツなのに結構デザインされていて無駄にカッコいい!こういうの嫌いじゃないですw
MacProの魅力の一つは拡張性。しかもグラフィクスカードの交換すらドライバ不要で行うことができます。
無事装着完了。電源ケーブルも二本必要でまるで燃費の悪いスポーツカーのような感じ。
ということでお約束。NovaBenchというアプリケーションで軽くベンチマークを取ってみたところ下のような結果になりました。
↓がMacのベンチマークトップランキングですが、MacPro5,1というのが最新のMacPro、MacPro3,1が2008年MacProの性能です。今回のベンチマークの結果を見てみると最新のMacProの性能に肉薄してます。
無事Final Cut Pro Xも使えるようになったし、なんといっても明らかにOSX自体の快適さが向上しました。何するにしても一瞬な感じで気持ち良い!やっぱりパフォーマンスは神ですね。人間の欲望はどこまで行っても尽きないw
ちょっと古くなったMacProを持っていて最新のMacに見劣りするなと感じている人は、ぜひGPU交換も検討してみてください。最新のMac並の性能を手に入れられるかもしれませんよ!