Drift Diary XV

驚愕画質のコンパクトカメラ SIGMA DP1 Merrill買っちゃった!

Posted by drikin on 2012年10月19日 17:12

わーいわーい、今年はカメラボディーは買わないで腕を磨くことに専念すると言ってたのに、2012年も残すことあと二ヶ月、我慢できず新しいカメラを買っちゃいました(笑)

カメラはシグマの\DP1 Merrill\。

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一部では話題沸騰のカメラです。最大の特徴はなんといってもシグマだけが実現している独自のセンサー。本家HPの解説によれば以下のように書かれています。

SIGMA DP1 Merrillには、センサーサイズ23.5×15.7mmのフルカラーFoveon X3ダイレクトイメージセンサー(ジェネレーションネーム"Merrill")を搭載し、有効画素数4,600万画素(4,800×3,200×3層)、記録画素数4,400万画素(4,704×3,136×3層)を実現しました。Foveon X3ダイレクトイメージセンサーは、RGB全色を3層で取り込むことができる画期的なフルカラーイメージセンサーで、原理的に偽色が発生しない為、ローパスフィルターを必要とせず、光と色の情報を余すことなく取り込むことができます。4,600万画素の高画素のフルカラー情報により、立体的で臨場感のある精緻な画像が得られます。

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最近はD800Eに代表されるようにローパスフィルターを取り外して写真の解像度を上げようというのが一つのトレンドだったりしますが、そもそもDP1 Merrillの場合、ローパスフィルターという物自体が必要としない構造というのが恐ろしい子。

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見た目は大きめのコンパクトカメラ or ミラーレスカメラという感じですが、実際にはフルサイズ一眼レフをも凌駕する性能を秘めているのですが、この尖った性能に特化しているため、普通のカメラと思って使ってみると痛い目にあうらしいw

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なにせRAWで撮影する一枚のファイルのサイズは約50MB。この巨大なファイルを扱うべく、SDカードも大容量・高速なものが必要だったり、RAW現像には専用のアプリが必要だったり。

更には解像度が高い分、手振れに弱かったり、高感度も苦手みたい。(↓追記参照)

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さらにはバッテリーも持たないらしく、最初から予備バッテリーが付属してる辺りある意味潔いですが、先に購入した友人たちは更に予備バッテリーを追加してるので、僕もバッテリー、充電器は一式買いましました。

フォーカスも今時のカメラに比べるとちょっと遅い感じだし、本体も良く言えばスッキリした、悪く言えばホールド性がちょっと悪いスクエアなデザインだし、どこまでも使う人を選ぶ感じ。

こうやって書いていくとあまりメリットよりデメリットのほうが多く感じられるかもしれませんが、買っている人達は、なにせこれらの問題が些細な事に思えるほどの圧倒的な画質に惹かれています。

最近はMacとかAppleとかすっかりメジャーブランドになってしまっているけど、個人的には、もともとMacにしてもRX-7にしてもマニアックだけど何者にも代えがたい魅力のある製品に惹かれるタイプなので、そういう意味ではこのカメラは久々にツボを突かれた感じではあります。

しばらく\DP1 Merrill\に慣れるべくこのカメラメインで使ってみます。

(今回のエントリーに関してはすべての写真は\NEX-7\で撮影しました。)

追記

僕の手振れに関するコメントについて、@shiologyさんからFacebookで貴重なコメントを頂いたのでこちらにも転記しておきます。

Kazuhiro Shiozawa なお、drikinの記事の中に「解像度が高い分、手振れに弱かったり」と書いてあるし、そう言う人が他にも散見されるけれど、解像度と手ぶれは直接関係ないと思います。解像度が高かろうと低かろうと、ブレればブレとして描写されるしブレなければくっきり写る。ベイヤー配列のセンサーで撮った写真は(Foveonでの写真と比較すると)元々微妙ににじんでいるから、ブレと区別がつきにくいけど、それは明らかにブレとは別物。

一眼レフカメラでは、撮影の瞬間にミラーショックとフォーカルプレーンシャッターのショックという二重のブレ(一眼カメラでは後者のみ)をカメラ自体が発生させます。これが「手振れ」よりもはるかに甚大な影響を及ぼします。撮影者がそれをどんなに押さえ込もうとしても、ブレは不可避的に発生するからです。

一方、DP1 Merrillはミラーが入っていないうえ、レンズシャッターなので、撮影時にカメラが発生させるブレが皆無に近い。息を吐き、心静かにシャッターボタンをそぉーっと押し込み、撮影の終了までやさしく押し込み続ければ、ブレのない写真が(一眼レフよりはるかに楽に)撮れます。

従って、「DP1/DP2 Merrillは解像度が高い分、手振れに弱い」というのはまったく逆で、むしろ一眼や一眼レフよりブレにくく、クリアな写真を撮りやすいカメラです。「解像度が高い分、手振れに弱い」というのは、Foveon以外の陣営が流しているのではないかとさえ思ってしまいます^^

Posted from Drift Writer on my iPad3

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