Kindleでのぼうの城上下巻を一気読みした！

先日、遂にKindleが日本対応したので、とりあえず何かお試しで買ってみようと、ベストセラーを見ていたときに目に留まったのぼうの城を一気に上下巻読み終えた。

Kindleとのぼうの城どっちも良かったよと言いたいんだけど、まずはのぼうの城から感想を。

アマゾンのカスタマーレビューにある↓このコメントがまさに納得という感じでした。

これがベストセラーなんて信じられない。ストーリーとしては、まあ、おもしろい。 しかし、唐突な状況説明や、乏しい情景描写、現代人のような会話、時代小説らしからぬ不用意な語彙や表現。こういったものが、作品の世界に入り込むのを拒む。すさまじく表現が稚拙。歴史好きの子どもが書いたものか？と。最初の３ページで読むのがいやになった。買ってしまったから、しかたなく読んだ。だんだんおもしろくなってきて、すぐに１巻を読み、しかたないので２巻を買って読んだ。

歴史小説は結構好きで学生時代はよく読んでたのですが、そのイメージで読み始めたら良い意味で期待を裏切られました。

最初は何という乱暴な書き方だなぁと思いながら読んでたのに、何となく読みやすくて読み続けてしまい、上巻後半になると止まらなくなって、下巻は一日で読み終えてしまった。

ボリュームも少ないのですっかり長文が読めなくなってしまった自分には丁度良かった。なんか歴史小説の新時代を感じると言ったら大袈裟？

すっかり感情移入してしまったので映画も楽しみ。ただ、どうみてもでくの坊ってイメージじゃない野村萬斎と、自分の中の成田長親像が擦り合うのかちょっと不安。