今時のバッテリーを長持ちさせる取り扱い方
Gizmodoのスマートフォンのバッテリーの正しい扱い方って記事がなかなかためになったので軽くご紹介。
バッテリー残量は50%以上をキープしておく
ニッケルバッテリー時代のメモリー効果の知識がいまだに浸透していて、リチウムイオンバッテリーが主流となった今でも、バッテリーは定期的に使い切った方が長持ちすると思っている人が多いと思うのですが、これは間違いで意味がないと言ってます。
意味がないどころか、満充電→完全放電をやりすぎると逆にバッテリーにダメージを与えることも。
一応、月一くらいで満充電→完全放電するとキャリブレーション効果はあるみたいだけど、やらないほうが良いって感じですね。
バッテリーをこまめに充電するな
多くの人の充電パターンって、バッテリーの残量にかかわらず、家やオフィスで電源やUSBポートを見つけたらとりあえず充電しておいたり、寝る前に充電して朝まで充電しっぱなしの人が多いと思うのですが、これは良くないと筆者は言ってます。
ほんとにバッテリーを最適化して使いたいなら、バッテリー残量は40%〜80%位をキープして使うと良いとのこと。
ただ、ここはそれほど気にする必要はなく、今時、大抵の充電器には過充電防止装置もついてし、満充電→完全放電を繰り返すくらいなら、こまめに充電してるほうが良いみたいです。
クールに保て!
ここが今回一番感銘を受けた内容だったのですが、リチウムイオンバッテリーの場合、発熱が最大の敵なので、バッテリー・デバイスは出来る限り低温に保つのがポイントらしいです。
0度に保管したバッテリーは一年間で6%程度バッテリー容量が減少するらしいのですが、これが25度で保管したら20%減少、104度では40%も容量が減ってしまうそうです。
さすがにだからといってバッテリーを冷蔵庫に保管しろとは言わないけど、なにせリチウムイオンバッテリーにとって、熱が天敵ということを覚えておくと良さそうです。
実際、真夏の車の中に携帯を置きっぱなしで放置したりするとかなりバッテリーにダメージを与えるので、気をつけましょう。
ワイヤレス充電を使うな
最近ちょっとずつ流行り出しているワイヤレス充電装置ですが、前述の熱が大敵という前提に基づいてワイヤレス充電はオススメできないとのこと。なにせ発熱を促す可能性のあるものはバッテリー容量を減少させるので控えたほうが良いとのこと。
バッテリーはカラにするな
リチウムイオンバッテリーの場合、バッテリーを使い切った状態で放置するとバッテリーにかなり良くないので、長時間使わないときなども、少なくとも40%くらいはバッテリーを充電した状態で保管したほうが良いとのこと。
まとめ
結論としては、
- リチウムイオンバッテリーはメモリー効果の心配がないどころか、満充電→完全放電は逆効果なので、こまめに充電したほうが良いよ
- リチウムイオンバッテリーは熱に弱くて、バッテリー容量を減少させるので車内とか暑いところに放置しちゃダメだよ
あたりをきちんと理解しておくことが大事という感じですね。
特に今時のデバイスはバッテリーが内蔵型になっていて取り替えることができないことが多いので、バッテリー容量を減少させる熱には少し気を使ったほうが良い感じですね。
とはいえ、この記事の最後でも書かれてますが、実際には、リチウムイオンバッテリーのバッテリー寿命は3−5年くらいなので、ガジェット好きで毎年のように機種変更したり新しいデバイスに乗り換える我々にとっては、言っても些細なことなので、利便性を考えたらワイヤレス充電もアリだけどねって感じくらいの効果みたいですけどね。
個人的には、いままで、電源を見つければ常に充電して置かないと気が済まないタチだったのですが、こういう理屈で自分を納得させることで、常に充電して置かなければいけないという強迫観念が薄れてよかったなと思ってますw
少なくとも半分くらいまでバッテリーが減るまでは電源を接続せずに使ったり、夜中に充電しっぱなしにして寝るのを控えたりするのを心がけたらちょっとだけ気分も楽になった気がしたので紹介しました。
例によって英語読解は怪しいので、誤解などあったらコメントなどでご指摘いただけると幸いです。汗