backspace.fmのEnhanced podcast対応について

Enhanced podcastとはチャプター毎に画像やリンクを埋め込むことが出来る規格。AACファイルならチャプターマーカーを付加することが出来るので、これを利用してPodcastを拡張しようというものです。

Enhanced podcast化したbackspace.fmでは、↑上の画像のように、Podcastクライアントの再生画面に、トークに関連したリンクが表示されます。リンクをクリックしたら、そのURLをSafariで閲覧することが出来ます。もちろんPodcastの再生はバックグラウンドで継続するので、再生を妨げることなく関連する情報を閲覧することが出来ます。

また、↑上の画像のように早送り、巻き戻しボタンをタップすると、チャプターを切り替えることが出来るので、興味あるネタだけをピックアップして再生することも出来ます(ほんとは全部聞いて頂きたいですがw)

ということで、視聴者にとっては至れり尽くせりに思えるEnhanced podcastなのですが、対応するかどうかかなり悩みました。というのも、現状、Apple純正Podcast、iTunesなど対応しているクライアントが限られているということです。

特にAndroidなどの一部PodcastクライアントはAACファイルを使うと、チャプターに対応しないどころか、可変速再生が出来なくなってしまうものもあるようです。

また、このチャプター編集にはGarageBandを利用しているのですが、最新のGarageBand ‘13では、この編集機能が無くなってしまいました。一応旧GarageBandも併用して使えるので、当面は問題が無いのですが、今回GarageBandからEnhanced podcast機能が削られたことから、将来的なAppleのEnhanced podcast自体のサポートが無くなってしまうことを懸念する声も上がっているようです。

ということで、ちょっと対応するには躊躇したのですが、Enhanced podcast対応したPodcastクライアントで再生したときの便利さは、これら懸念を押してでも対応したいと思わせる便利さだったので、試験的に対応してみました。

使い勝手の感想、問題点などありましたら、ぜひフィードバックして頂けると今後の方針の参考になりますので、コメント頂けると幸いです。

ということでiOSをお使いの方には純正クライアントがオススメです。