Windowsはターミナルがダメだから使えないってのは過去の話?
気づいたら自宅でもオフィスでもすっかりWindowsユーザーになっちゃって、Win10情報にも一喜一憂してるという、完璧なる転びマカーぶりを発揮してるドリキンです。
基本的にWinである不便もほとんどなくなってしまった（というかむしろ快適に感じる）今日この頃なんですが、唯一にして最大とも言えるWindowsの弱点はいうまでもなくまともなターミナルコンソールがないことですよね?
とはいえ、最近はコンソールではNodeJSだけが動けばいいやという状態だったので、コマンドプロンプトでごまかしたりはしてたんですが、流石にコマンド履歴どころかコピペすらまともに出来ないのはどうかなと一念発起してWindowsでZshくらいは使えないかなとググってみたらよさげなモノを発見！
それがBabunというWindows用のターミナルアプリです。
もうターミナルが必要とか言ってる人なら↑の公式サイトのトップページだけ見ればどんなモノかすぐ理解できると思うので、あまり細かく説明はしませんが、すごいザックリ言ってしまえばCygwinをベースに独自カスタマイズしたパッケージングです。
なんかCygwinとか言った時点で嫌悪感を感じる人も多いんですが、システムを汚染しない様に気を遣ってカスタマイズされてるし、セルフアップデート出来るし、パッケージインストーラも用意されてるし、Gitもいい感じにカスタマイズされてるし、oh-my-zshがデフォルトシェルですとかまで言うと重い腰を動かす人も居るんじゃ無いでしょうか?
かくいう僕もSurface Pro 3には意地でもCygwinを入れないぞとか意気込んでたんですが、Babunなら消すのも簡単だし(.babunフォルダを削除するだけ)、インストールもZipダウンロードしてinstall.bat実行するだけだし導入障壁もかなり低いので興味があったらぜひお試しあれという感じです。
ここから言い訳パート
ここまで書くと大絶賛オススメな感じに聞こえますが、ほんとはもうちょっといろいろ試してからブログにしようと思ってたんですよね。
ただ、あまりにもテンションが上がって軽くツイートしてしまったら、kwskリプライを複数頂いてしまったので、検証不十分にネタにしちゃいました。
基本的にはいい感じに見えますが、いくつか問題は発覚してます。
一番大きいのはGitのpullが不安定だって事。これってCygwinの問題みたいなんですが、どうもCygwinのfolkの実装ってなにか致命的な問題があるらしくて、これに依存してると不安定になるっぽいです。
ネット上ではrebaseallとかいうコマンドで回避できるなんて情報もあるけど、僕はそれでは上手く解決できず、いろいろ試行錯誤した結果、babunのパッケージインストーラで pact remove gitとGitをアンインストールすることで解決しました(爆)
どういうことかというと、Github for Windowsとか入れてると、Cygwin Gitとは別にmsysgitってやつがインストールされるんですよね。
で、こっちがWindowsでは定番Gitで安定してる感じ。Cygwin版をアンインストールしたらmysysgitが参照される様になって安定したというオチ。
後は、なぜかnodejsを引数なしで実行するとエラーになるとか、若干不安になる要素もまだ残ってますが、普通のnodeスクリプトは動くみたいだし、もうしばらく使ってみようかなという感じ。
なにせインストーラダブルクリックしただけで、かなりいい感じにセットアップされたGit&oh-my-zshが使えるってのはかなりポイントが高いと思います。
インストールにかかる時間を無視すればMacでoh-my-zsh入れるくらいの気分でインストールできます。
なんか日本語の情報はほとんど皆無な感じだし、名前もファンキーすぎる感じで、どのくらいメンテされるのかとか、まだまだ不安材料はありますが、ぜひ人柱を募集しつつ、ナレッジを共有したいです。
追記
一点ウザイ点を発見。やっぱりCygwinのパスの扱いはウザイっす。まぁ、でもこれくらいは我慢するかな。。。汗
