日本語入力の第一人者増井俊之さん著書「スマホに満足してますか?」を読んで考えたこと
先日Kindleで(もちろんリアル書籍でも)発売開始になった、以前backspace.fmでもゲストに出ていただいた増井俊之さんの最新著書「スマホに満足してますか? - ユーザーインターフェースの心理学」を読み終えたので、その書評ではなく、読み終えて感じたことなどの感想をメモっておきます。
まず言っておきたいこと、この本は、ユーザーインターフェースいうキーワードを聞いてピピッと反応する人には、ぜひおすすめしたいです。
具体的なユーザーインターフェースのガイドラインを解説するような書籍ではないので、ハウツー本を期待されると異なりますが、ユーザーインターフェースの第一人者である増井先生の思考のアプローチが、まるで増井さんの頭の中を覗いてみているような感覚で読めるので、非常に刺激を受けると思います。
以前ゲストで、backspace.fmに出ていただいたときに、これはある意味、僕の中では一番反省すべき回だったのですが、増井さんの話に返す僕のコメントが、ことごとく増井さんに響かなかったのは、根本的に僕の見えてる世界が、増井先生に遠く及んでなかったということを、この本を読んで理解できました。
そういう意味では、近日また増井先生をゲストに迎えて、リベンジトークしたいんですが、そのためには、この本をあと10回くらいは読み返して、増井先生脳を自分の中に定着しておかないと、また、返り討ちに合うかなぁ(^_^;)
ちなみに、先のエントリーで書いたスマホ3台理論も、この本を読んでてインスピレーションを受けました。
それが増井先生の求める理想にはまったく近づいてないとは思うんですが、、、
新たな発想を生み出したという意味で評価してください!(誰が?w)
構成も短編コラム集みたいになっていて、ちょっとした合間に気軽に読み進めることができるので、最近、長文活字離れしてる人にもオススメ。
ちなみにこうやって、ブログの更新頻度が上がり始めたのも、増井本を読んで、日本語入力のアプローチを、より予測入力依存に切り替えたら、スマホでも長文打つのがつらくなくなりました。
てか、むしろもうPCでは長文打ちたくないくらい。
大学の卒論をスマホで書く大学生の気持ちが遂に理解できた気分です(笑)