Got Driver's license
Posted by drikin on 2009年4月15日 22:13
もう先週のことになってしまいましたが、遂にカリフォルニアのDriver's licenseをゲットしましたー! 本来は、転居してから、10日以内くらいで、免許を取得(正確には試験を受ればよいみたい)しないといけないらしいんですが、忙しさにかこつけて、後回しにしていた免許取得。これで、本当に、赴任手続きが一通り終わった感じでほっとしています。
生活している上で、時折IDを見せろと言われることがあります。例えばお酒を買うときとかは、かならずレジで「ID please」と言われるんですが、免許があれば、IDとして、使えます。免許が無いと、パスポートが確実なIDになるため、San Franciscoにきてから、4ヶ月、実は毎日ジーンズの左ポケットにパスポートを忍ばせてたんですよね。なので、いつIDと聞かれても困ったことは無いんですが、パスポートはボロボロ。いい加減辛いと思っていたので、免許ゲットは本当に嬉しいです。
免許の取得について、2ステップあり、まずペーパーテストを受け、合格したら、電話で予約をした上で、後日路上試験を受けます。ペーパーテストについては、前にブログにもかきましたが、何かと事前情報も多いので、事前にDMVやWebのサンプル問題集を目を通しておけば、クリアできると思います。が、なにげに実地テストについては、事前情報が乏しく、ほとんどぶっつけ本番だったので、かなりドキドキでした。
僕の場合のパターンを簡単にメモっておくと、まず、予約が大変。ネットでも予約できるはずなんですが、どうも僕の場合、ペーパー試験合格後にもらう仮免みたいなもののIDでは、ネット予約ができず、電話予約をするはめに、これが罠で、電話予約と言ってもオペレータが出てくる訳ではなく、自動音声による予約なんです。よくあるプッシュボタン操作ではなく、自然言語解析なんですよね。自分の声で操作を進めていく必要があり、何度かリトライしながら、進んでいったのですが、最後の数字アルファベットを含む16桁くらいある番号がどうにも認識してもらえず、困り果て、職場の同僚に変わりに電話してもらったんですが、結局その同僚ですら何度やっても認識できない始末。偉い精度が低いっていうか、そもそもIDが複雑過ぎ。で、15分くらい受話器放置でオペレータを呼び出し、予約が取れました。取れた予約は3週間後。
次のトラブルが、当日の窓口。ペーパテスト時の仮免、車検証、自動車保険書を持って、指定された時間に窓口に、いったのですが、なんと自動車保険証の有効期限が、4/1日で切れていて、新しい保険証が必要。しかしそんなものは、まだ届いてない。と窓口でごねると、保険会社に電話して、DMV(試験場)にFAXしてもらえと言われます。また出直すと3週間後は辛いので、なんとしても試験を受けたい一心で、いったん窓口を引き下がり、保険会社に電話するも、なかなか意図が伝えられず、困り果て、奥の手で、会社の人事に助けてもらいました。
で、無事窓口手続きが終わると、外に出て、自分の車に乗り込み、実地テストを待つためのラインに、自らの車で並ばせられます。しばらく待っていると、試験官おじさんが現れ、ブレーキランプやら、ウインカーやら、車が正常に機能するかを確認。左折右折時の手旗操作的なことをさせられ、いざ試験官搭乗。減点採点で、致命的なミスを犯すと、一発終了→再試験。細かいミスは、減点採点で、15点減点で落第という説明の後、まずは、DMV内で、どこどこの車の後ろに縦列するように指示され、始動。移動できたら、おもむろにバックするように指示されます。このとき、右肩越しに後ろを見ながら、バックするのがポイントみたいです。そのまま50mくらいバックさせられ停止。ここまで行って、いざ路上です。
路上は、ひたすら試験官の指示に従いながら、試験場の周りを15分くらい走るのですが、事前にコースは知らないし、だいたい一つ手前の交差点で、次は右、左と指示されます。また、コースは、絶妙に組まれていて、良い感じにいろいろなイベントがおきます。車線変更はもちろんのこと、信号の無い一時停止のある交差点で順番を崩さずに進んだり、バスの横を通り抜けたり、路上は、結構長く感じます。試験官は、横で、カチカチボールペンを鳴らしながら、特に減点する訳でもなく、試験場の周りを結構複雑複雑に右左折しながら、無事帰還。これは楽勝かな?と思っていたら、おもむろに減点を始め10点減点。結構ギリ(?)な感じで合格となりました。
ってことで、あまり、試験のコツのようなものはなく、意外とあっけなくクリアできた感じですが、一つだけ思ったのが、やっぱり運転は慣れですね。慣れてれば慣れてるほど、試験はパスしやすいと思いました。自分の場合、以前から、それなりに運転はしてたのですが、自分的に、わかりやすい感覚では、どうもこちらに来てからというもの、どうにも運転してて、バックミラーやサイドミラーが見づらい感覚があり、車線変更などで、日本の数倍気を使う感覚がありました。アメリカの車は、ミラーが見にくいなぁと思ってたんですよね。でも3ヶ月くらい車生活してたあたりから、急にミラー問題が気にならなくなったんですが、自分としては、ここが一つのターニングポイントだった気がします。結局、運転に慣れてなかったという話で、ミラーが気にならないくらい心に余裕が出てきてから、試験を受けたのが勝因だったと思いました。